株式取引で損失が出る仕組みについて

投資には大なり小なり損失の出るリスクがあるものですが、株式取引にもそのリスクがあります。その損失が出る仕組みとしては、これから上昇すると見込んだ株を購入したものの、予想に反して下落した後に決済をすることで確定することになります。現物株を購入した場合には、たとえどれほど含み損を抱えていても、決済しない限りは実質的な損失とはならないわけです。あるいは信用取引を行っている場合には異なる仕組みで損失を出すことになります。

信用取引は証拠金を預けることで、その数倍の金額の取引ができるものです。購入した場合には含み損が発生した時点で、その損失分が証拠金から差し引かれることになります。そして維持率を下回ると追証が必要となり、追加の証拠金を入金する必要が発生することになります。信用取引は含み損が発生しただけで、実質の損失という形で現れることになります。空売りをしている場合も同様に、値下がりすると見込んだ銘柄が値上がりした時に、含み損となり証拠金が減少することになります。もし追証を振り込まなければ、強制的に建て玉が切られて決済されることになります。つまり、自動的に損失が確定することになるわけです。

株で損をしやすい人の特徴とは

株で損をしやすい人の特徴は割とはっきりしています。まず利益を追求することが第一で、リスク回避には無頓着である場合が多いものです。また値上がりする銘柄探しに注力して、売買に関しての勉強が二の次になる傾向があ「ます。株式取引には、身に付けておくべき基本がありますが、初心者のうちにその基本を身に付けていない人は損をしやすいものです。そして攻略法や必勝法といったテクニックを求めるようになります。それももちろん必要ですが、その前に基礎をしっかりと身に付けることが大事です。

まずリスク管理という意味で資金をどの程度使ってポジションを建てるのか、その損失リスクを回避する損切りをどのように行うのかが必要です。そしてチャートの読み方を学んで株価のトレンドを把握することも必要です。そのような基礎を最初に学ぶことをせずに、いきなり実践で利益を出そうとする人は損をしやすいものとなります。またニュースに対する対応も大事です。損失回避のためにニュースを利用するのか、それとも値上がりする銘柄を探すために利用するのかも、損をしやすいか否かの違いとなって現れます。ニュースで上昇する銘柄を購入しても、すでに天井をつけていることは多いものです。

大損になってしまう心理について知っておきたいこと

リスク管理をしっかりと行っておけば、大損することはあまり無いものです。けれども大損になってしまうことには、投資家としての心理が大きく影響しています。投資家として誰もが利益を出したいと思い、同時に損は出したくないと思っています。けれども、購入した株が下落した時の心理としては、まずそれを決済すると損失を確定することになります。そして資金が少なくなり購入できる株数も少なくなるわけです。そのような事態は何としても回避したいという心理が働くようになります。そこで考えるのは、まず決済しなければ損失は確定することが無いということです。そして株価は今は一時的に下落しても、時間が経てば値上がりするという期待を持つことになります。

そのようにして保有を続けるも、株価はさらに下落を続けて含み損が膨らむことになります。すると心理的にその含み損がプレッシャーとしてのしかかるようになるのです。やがては株価がどうこういうことと別に、その心理的なプレッシャーに耐えられなくなってきます。やがて、そのプレッシャーから解放されたいと思うようになり、もはや損失どうこうは関係なくなります。その結果、決済して大損を確定するというわけです。

大損しない方法について

大損するのは心理的な原因が大きく関係しています。株式相場は参加者の心理が反映されて動くものですが、個人の思惑や期待とは関係なく動くものでもあります。そこでまず、含み損となった時の対処法をきちんと定めておくことが大事です。

そこで行っておきたいことは、これまでの自分の取引を見直すということです。損失が多いのであれば、それは何かしら判断を間違っているということを意味します。そこで、含み損を抱えている時のこれまでの対処がどのようなものかを調べます。保有を続けて株価がどう動いたのかデータを取るわけですが、その後反転して上昇した割合と下落を続ける割合を算出します。そして下落する割合が多いのであれば、すぐに損切りした方が良いということを理解できます。データに裏打ちされているので、根拠がしっかりしているわけです。

すると、その後反転して利益を出しそびれるのではないかという不安は無くなります。そのために損失を出す可能性がどれだけ大きいのかを理解できるからです。このように、データを分析して納得できる形で取引を行う習慣を身に付けることで、大損することは少なくなります。それを続けているうちに利益率も自然に増えるようになるわけです。

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